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素焼き

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 素焼きの窯を詰める事ができた。
 なぜ素焼きをするのかというと、簡単に言えば釉薬をかけやすくするのと、本焼きした時にいろいろな問題が出ないようにするためだ。

 釉薬を素焼きしていない生地に掛けることを"生掛け"と言うが、生掛けをすると生地が水分を吸って形が崩れたり縁が切れたりするし、釉薬の定着が悪くなる。(はがれたりしちゃうって事です)
 それに、乾かしただけの生地はもろいので、どこかに当たったりした場合に欠けたり割れたりしやすいし、釉薬を塗る方法にも制限ができてしまう。

 仮に施釉がうまくいっても、本焼きした時に釉の縮れや捲れがあったり、剥がれてしまったり、ピンホールが出たりする可能性が高くなる。
 生掛けで焼いた時にそれらの問題が出た場合は、素焼きする事で解決される事が多い。

 陶器の場合素焼きはだいたい700℃~900℃の間で行われる。
 もちろん土にもよるが、この温度帯で焼くと強度と吸水性のバランスがちょうどいいのだ。
 温度が低すぎると生地の強度が上がらずに、割れたり欠けたりしやすいままになってしまう。
 逆に温度が高すぎると、強度は上がるが水分を吸いにくくなるので、釉薬の掛かり方が薄くなったり、定着が悪くなったりする。

 生の生地は水分をけっこう含んでいるのでゆっくりと温度を上げていく。
 大きい物がある場合は特に注意が必要。
 素焼きをするともう粘土には戻せないので、割れたり切れたりしたら捨ててしまう事になってしまう。

 素焼きの時は生地を重ねて入れる事ができるので、けっこう入る。
 これが焼ければ本焼きが2回できる予定。
 ますます忙しくなるぞぉ~

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テーマ : こんなお話
ジャンル : ブログ

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非公開コメント

窯の中なのに食器棚みたいに作品が詰められていてビックリしました。
素焼きの時は重ねられるんですね~。
写真を見たら、焼く前の素朴な柔らかい色合いもなかなかいいなって思いました。
学生時代に広~く浅~く習う授業で陶芸も経験したのですが、まったく覚えてなくて・・・(^_^;)
いろんな作業工程や説明が記事にされていて興味津々です♪

 Pinoさん、こんにちは。
 ブログ時々見させてもらってますよ~

 焼く前の生地の色合いは、まだ土そのものの色が残っているので柔らかいのかもしれませんね。
 ロクロを挽いたばかりの土の質感もまた違った魅力がありますよ。

 来週末、「杜の市」でお会いしましょうe-320

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atiron

Author:atiron
名前:乗田 忠明
生年:1977年
出身:京都市左京区

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