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還元

 久しぶりに還元の窯を焼いた。

 還元(焼成)とは簡単に言えば酸素不足の状態にして窯を焼く焼成方法。
 そうする事によって、釉薬や素地に含まれている酸化金属が変化して色合いが変わる。
 また、素地の焼き締まりも良くなる。

 釉薬の成分によって異なるので一概には言えないが、例えば鉄を1%程含む釉薬を酸化焼成すると黄色っぽくなるが、これを還元焼成すると青っぽくなる。
 銅を1%程度含む釉薬は酸化なら青、還元なら赤に近い色になる。

 炎を使う窯だと、主にダンパーやドラフトと呼ばれる煙突への空気の流れを制御する機構で窯の中の雰囲気を還元にするが、電気窯の場合はバーナーから炎を送り込む事によって還元をかける。

003_convert_20090701150457.jpg

 一般的には還元をかけ始めるのは950℃という温度が目安になるが、電気窯の場合はバーナーの炎を入れてから窯の中が還元の雰囲気になるまでに多少時間がかかるので、少し早めに炎を入れる事になる。
 目盛を見ながらガス圧を調節し、バーナーの酸素取り入れ口を回して赤火と青火の割合を合わせたら穴の蓋を外し炎を入れる。

 しばらくして炎が窯の中を巡り、内圧が上がってくると栓を抜いておいた穴から炎が出てくる。

001_convert_20090701150545.jpg

 時々様子を見て、バーナーのガス圧や酸素量を調節しながら数時間続ける。
 僕の場合は最高温度の少し手前までで止め、そこから酸化に戻し、最後ねらす。
 "ねらす"というのは同じぐらいの温度を保つ事。

 電気窯の場合は還元をすると電熱線に負担がかかるので、還元は3、4回に1回ぐらいにしておいた方がいいと言われている。
 酸化焼成を挟む事で電熱線の周りに酸化被膜というものができ、還元の時の劣化を防いでくれるからだそうだ。

 あまりに久しぶりだったので、どれぐらいの感じで還元をかけていたのかうろ覚えだった。
 窯焚きの時はちゃんと記録を取りましょう…

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テーマ : こんなお話
ジャンル : ブログ

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非公開コメント

三条クラフトフェア―お疲れ様でした。
私は"杜の市"で、ちょこっとお邪魔したおばさん(へんな?)です。その時買ったブルーっぽい小皿 一部分赤くなっています。そう言えばあの時「隣の器に塗った釉薬が飛んで、このお皿に付いて赤くなった」と説明受けたような気がします
。銅の釉薬が還元された?…そう察しました。
この赤がなければ普通の小皿ですが、何十倍もの趣のある小皿でとても気にいってます(^v^)

鉄と銅

 彩さん、コメントありがとうございます。

 そのお皿の青は鉄が還元されて出た色です。
 赤い部分はお察しの通り、銅の色です。

 銅は飛びやすく、距離が近いと色が移るのでその原理を利用したものです。
 電気の窯では空気の流れがほとんど無いので、特に飛びやすくなっています。

 気に入っていただいているようで嬉しいです(^^)
 今後もかわいがってやって下さい。

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atiron

Author:atiron
名前:乗田 忠明
生年:1977年
出身:京都市左京区

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